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専有部分のリフォーム

   
 子供の誕生、成長そして独立といったライフサイクルに合わせて、部屋のイメージや間取りを変えてみたくなります。
 ここでは、専有部分のリフォーム工事を進めるためのいくつかのポイントをご紹介いたします。
マンションをリフォームする場合には、「管理規約」や「専有部分の修繕等に関する細則」特に工事範囲や届出等について記載されていますので、よく確認する必要があります。
とくに、リフォームできる範囲は専有部分だけです。
専有部分とは
 マンション等の区分所有権の対象となる部分が存在する建物のうち、マンションの各住戸部分のよう
 に、構造上・利用上の独立性が存する建物の部分で、区分所有権の対象となる部分(区分所有法第1条、
 2条第3項)。区分所有者は専有部分の所有者である。
   
Ⅰ.工事範囲のチェック(管理規約等)
 マンションには、個々の区分所有者が自ら管理する専有部分と、管理組合が管理する共用部分があります。廊下や階段などは、法律で明確に共用部分と定められています。
 しかし、共用部分であっても、バルコニーや玄関扉など、専有部分と勘違いされやすい部分もあります。マンションの標準管理規約では、窓枠、窓ガラス、玄関扉は共用部分。ただし、玄関扉の鍵、室内側の塗装部分は専有部分となっています。
 
確認する法律
・区分所有法第4条(共用部分)
・ご自分のマンションの管理規約
 (対象物件の範囲)(共用部分の範囲)等
 
 
Ⅱ.管理組合への届出
専有部分のリフォームを実施する際には、共用部分に影響をおよぼす場合(床のフローリング、ユニットバスの設置、配管(配線)の枝管(枝線)の取り付け・取替え、間取りの変更等)もありますので、あらかじめ理事長に申請し、書面による承認を受けておきます。
 
確認する法律等
・区分所有法第6条(区分所有者の権利義務等)
・ご自分のマンションの管理規約(専有部分の修繕等) 
 
   
Ⅲ.資金計画と管理組合への届出
チェックポイント
 
 1.当初予算はゆとりを持って用意しましょう。
 
 2.見積もりは複数の業者へ依頼しましょう。
 
 3.見積もりの内訳は必ずチェックし、不明な点は必ず確認しましょう。
 
 4.予算が不足する場合は、金融機関からの借入も検討しましょう。
 
 5.必要な場合には、管理規約に則り、管理組合へ工事内容の届出を行いましょう。
 
■失敗談
 ①1社だけと交渉、相手のペースで物事が進んでしまい、工事計画の変更も
 ②予算をケチったばかりに、再度リフォームするはめに
 ③管理組合への届出を怠ったばかりに、工事を中断せざるを得ない状況に
 
 
Ⅳ.事業者選びと工事請負契約
チェックポイント
 
 1.事務所や他の工事現場での対応がしっかりしているか確認しましょう。
 
 2.提案される内容がニーズを反映しているか検討しましょう。
 
 3.依頼する工事内容を得意としており、実績が豊富か確認しましょう。
 
 4.契約書は必ず交わし、記載内容や見積書の内容説明をきちんと確認しましょう。
 
 5.工事の保証やアフターサービスがきちんとしているか確認しましょう。
 
 
■失敗談
 
 ①業者にインテリアの知識もなく、工事も雑!?
 ②工期をきちんと契約書に盛り込まず、工事の完成が遅れた。 
 
 
Ⅴ.リフォーム工事中の留意点
チェックポイント
 
1.着工前には、近隣への挨拶を忘れずに行いましょう。
 
2.工事の現場を見て、進捗状況を確認しましょう。
 
3.工事内容の変更・追加は書面でしましょう。
 
■失敗談
 
 ①工事中の騒音で近隣とトラブルに
 ②見積もりを取らずに追加発注したために、予想外の工事代金を請求された。
 
 
Ⅵ.工事完了後の注意事項
チェックポイント
 
 1.予定通り工事が行われたかの最終チェックをしましょう。
 
 2.工事の内容を記録した図面や書類をきちんと保存しましょう。
 

特に注意してほしいこと

特に注意してほしいこと
 
1.管理規約等で工事が出来る範囲のチェックを
リフォームできる部分は、「専有部分」のみです。マンションの管理規約や細則で「専有部分」と「共用部分」の区分を再確認しましょう。
 
2.工事中はルールを守って
リフォーム工事をする場合には、音の問題は避けられません。また、リフォーム工事業者がエレベーターを何度も利用したり、資材を共用廊下へ置くこともあります。マンションのルールを業者にも良く理解してもらうようにするとともに、管理組合への届出や、上下階や隣りあう居住者への事前の挨拶を忘れないようにしましょう。
 
3.電気やガスの容量も確かめて
電気やガスの容量が不足するといったことがありますが、マンションの電気やガスは建物全体の容量が決まっていますから、一個だけで大量に使用することはできません。割り当てられた容量をあらかじめ電力会社等に確認しておくと安心です。
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